まずは行動を変えてもらうように「お願い」してみよう 【行動を促す方法】

ノア
Kotler
  • 1
  • 2026年3月6日13:29

概要

行動変容が必要なプロダクトにとって、行動を起こす動機はすでに存在しているものの別の情報に埋もれている ということがよくあります。

  • 伸び放題の芝を見て芝刈りをしようと思う。
  • ステーキのテレビCMを見てお腹が空く。

これらのやろうと思ってしまうその行動を、「今やろうと思い起こさせるきっかけ」が行動変容に不可欠です。

この記事は、その代表的な例「お願い」について深掘りした記事です。

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内容

お願いする

丁寧に、かつ頻繁すぎなければ、お願いしない場合より行動が減ることはほとんどありません。

ソフトウェア製品内で行動をお願いすることには、3つの効果があります。

効果 説明
1. きっかけ(注意喚起) 人は忙しく、注意力は非常に限られている。Dean Karlanらの研究では、単に注意を向けさせることが行動促進の重要要因であると示されている。特に、すでに行動への動機がある人に有効。
2. 義務感 合理的な依頼に「NO」と言うのは心理的に不快。製品や企業が親しみやすく擬人化された存在に見える場合、この義務感が行動を後押しする。
3. 即時性/緊急性 貯金・運動・禁煙など、多くの「良い」行動はいつでもできるため先延ばしされがち。「今やる理由」を提示することで「後でやる」の壁を越えられる。

📌 お願いの具体例

  • メールを送信する
  • テキストメッセージを送る
  • 「今すぐ行動」ボタン(サイト上部によく配置されるやつ)

これらはシンプルかつ効果的な行動トリガーです。
複雑な心理アプローチを試す前に、まずはこれらの基本を試すべきです。

具体的なソフトウェア例

Duolingo : キャラクターの「お願い」

Duolingoでは、キャラクターの「Duolingoの鳥(Duo)」が泣いたり、悲しそうな顔で通知を送ってきたりします。
これは表にある「2. 義務感」を逆手に取り、ユーザーに「やらないと申し訳ない」と思わせる手法です。

アプリを開かないということは
ぼくに会えないということです https://t.co/j0n66P362t pic.twitter.com/Gt3f7qbwqs

— Duolingo(デュオリンゴ) | 日本公式🇯🇵 (@Duolingo_Japan) January 30, 2026

Duolingo : 「今日やらないと記録が途切れますよ」

また、連続記録(ストリーク) 「今日やらないと記録が途切れますよ」という通知は、「3. 緊急性」を極限まで高めています。

【フレンズ連続記録】友達を登録して一緒にレッスンすると連続記録が見れる機能も増えたよー! pic.twitter.com/qbEFOKnqWV

— Duolingo(デュオリンゴ) | 日本公式🇯🇵 (@Duolingo_Japan) September 25, 2024